北郭(読み)ホッカク

デジタル大辞泉 「北郭」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐かく〔ホククワク〕【北郭】

江戸城北方にあったところから》江戸の新吉原遊郭。北里北州北国

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「北郭」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐かく ホククヮク【北郭】

[1] 都市の北のはずれ。
※蕉堅藁(1403)寄戒壇無溢宗師二首「南山誰継天厨食、北郭今聴斉会鐘」
[2] (江戸城から北の方角にあたるところから) 江戸新吉原遊郭の異称。北国。北里。北州。
黄表紙・四天王大通仕立(1782)「供をも連れず唯一人、北郭(ホククヮク)指して打たせしが

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「北郭」の読み・字形・画数・意味

【北郭】ほくかく(くわく)

北の城外。一般墓地。〔左伝、襄二十九年〕齊人、を北郭にる。〔杜預注〕兵に死するものは、兆域に入らず。故に北郭にる。

字通「北」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android