区界峠(読み)くざかいとうげ

改訂新版 世界大百科事典 「区界峠」の意味・わかりやすい解説

区界峠 (くざかいとうげ)

岩手県中央部,兜明神(かぶとみようじん)岳南西麓,閉伊(へい街道盛岡宮古)にある峠。標高751m。盛岡市と宮古市の旧川井村門馬(かどま)の境をなす。簗(やな)川と閉伊川の分水界にあたり,かつては交通の難所であった。昭和初め山田線区界駅ができ,閉伊街道は国道106号線となり,付近はシラカバの林,スズラン山菜紅葉に恵まれ,スキー場もあって四季楽しめる観光地となった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「区界峠」の意味・わかりやすい解説

区界峠
くざかいとうげ

岩手県中部,盛岡市の東縁と宮古市との境界にある標高 751mの峠。閉伊川簗川の分水界をなす。盛岡市と宮古市を結ぶ宮古街道(国道106号線)沿いの兜明神岳南麓にあり,峠一帯の区界高原はシラカバの林に覆われ春はスズラン,山菜狩り,夏はハイキング,秋は紅葉,キノコ狩り,冬はスキーと四季を通して楽しめる。

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