日本大百科全書(ニッポニカ) 「十津川温泉」の意味・わかりやすい解説 十津川温泉とつかわおんせん 奈良県南部、十津川村の十津川湖(二津野ダム)畔の平谷(ひらだに)地区にある温泉。国民保養温泉地に指定されている。1964年(昭和39)に開業し、旅館、ホテルが建ち並び、十津川支流上湯(かみゆ)ノ川岸の下湯から引き湯している。湖上ではボート遊びや釣りが楽しめ、湯元付近には露天風呂(ぶろ)がある。泉質は炭酸水素塩泉、塩化物泉。JR紀勢本線新宮(しんぐう)駅からバスで約2時間30分、そのほかJR和歌山線五条駅、近畿日本鉄道大和八木(やまとやぎ)駅からもバスの便がある。[菊地一郎][参照項目] | 十津川(村) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十津川温泉」の意味・わかりやすい解説 十津川温泉とつかわおんせん 旧称下湯温泉。奈良県南部,十津川村平谷を中心とする温泉。 1964年,十津川支流の上湯川沿岸にある下湯温泉からの引き湯により建設された。重曹泉で,泉温は 75℃。近くに二津野ダムがあり,瀞峡や和歌山県の熊野本宮大社にも近く,温泉地として発展している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報