朝日日本歴史人物事典 「千葉胤綱」の解説
千葉胤綱
生年:承元2.10.5(1208.11.14)
鎌倉前期の御家人。成胤の子。建保6(1218)年4月,父の死により11歳で下総守護職を継承。その翌年の正月,鎌倉幕府に出仕した際,若年にもかかわらず才気と剛胆さをもって幕府の重鎮である三浦義村をやりこめた話が『古今著聞集』(巻15)に伝えられている。承久の乱に際しては,東海道大将軍の一員に任じた。<参考文献>大野太平『房総通史』
(野口実)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報