半田義之(読み)ハンダヨシユキ

デジタル大辞泉 「半田義之」の意味・読み・例文・類語

はんだ‐よしゆき【半田義之】

[1911~1970]小説家神奈川の生まれ。国鉄に勤めたのち、日本映画記者となる。戦後は、日本民主主義文学同盟(のちの日本民主主義文学会)の創立参加。「鶏騒動」で芥川賞受賞。他に「風葬」「国鉄幹線」など。

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20世紀日本人名事典 「半田義之」の解説

半田 義之
ハンダ ヨシユキ

昭和期の小説家



生年
明治44(1911)年7月2日

没年
昭和45(1970)年8月1日

出生地
神奈川県横浜市

学歴〔年〕
前橋中学校卒

主な受賞名〔年〕
芥川賞(第9回)〔昭和14年〕「鶏騒動」

経歴
国鉄職員となりながら文学を志し、「文芸首都」などに参加。昭和14年「鶏騒動」を発表。太平洋戦争中は陸軍報道班員としてラバウルに派遣される。戦後は新日本文学会に参加し、のち民主主義文学同盟に参加。作品集に「虚無式典」「幸福な切符」や「国鉄幹線」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「半田義之」の解説

半田義之 はんだ-よしゆき

1911-1970 昭和時代の小説家。
明治44年7月2日生まれ。国鉄職員をへて日本映画記者となる。「文芸首都」に参加し,昭和14年「鶏騒動」で芥川賞。太平洋戦争中は海軍報道班員としてラバウルへおもむく。40年日本民主主義文学同盟の創立にくわわった。昭和45年8月1日死去。59歳。神奈川県出身。前橋中学中退。作品に「風葬」「国鉄幹線」など。

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