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単庵智伝 たんあんちでん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

単庵智伝
たんあんちでん

室町時代の画家。家業は尼崎で器物の絵付け。相阿弥の弟子となり,水墨画家となったが,けんか若死にした。京都慈芳院の『竜虎図屏風』や小品の遺作がある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

単庵智伝 たんあん-ちでん

?-? 戦国時代の画家。
永正(えいしょう)(1504-21)のころ郷里の摂津尼崎(兵庫県)で塗り物の下絵をえがく。のち相阿弥(そうあみ)の弟子になり,水墨画をのこした。代表作に「鷺図」「梅雀図」。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

単庵智伝

生年:生没年不詳
室町後期の画家。桃山時代の画家長谷川等伯の『等伯画説』によれば,尼崎の器物絵描きの子で,相阿弥に弟子入りし,25,6歳で「若道事」(男色)にまつわるけんかのために死んだという。相阿弥に弟子入りする際,「絵本」(絵の手本)を蓄えるための長櫃を親に所望したという逸話は,当時の画本に基づく制作を示すエピソードとして興味深い。現存作品には,「鷺図」(東京国立博物館蔵)のような相阿弥の作風を忠実に踏襲したものが多いが,「竜虎図屏風」(慈芳院蔵)のような桃山時代様式に直結するダイナミックな大作もある。<参考文献>源豊宗『等伯画説考註』

(山下裕二)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

たんあんちでん【単庵智伝】

室町時代の画家。生没年不詳。《鷺図》(東京国立博物館)ほか数点の水墨画が現存するが,《等伯画説》の記事が経歴をしるす唯一の資料である。それによれば,尼崎の塗物下絵師の出身で,相阿弥に見込まれて弟子となった。喧嘩で若死にしたと伝えられ,血気さかんな職人かたぎの画人であったらしい。作品には阿弥派の画風が認められるが,鋭い筆勢,動的な画面構成,吹墨の使用などに特色があり,豊かな才能の幅を感じさせる。【衛藤 駿】

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