博多祇園山笠(読み)ハカタギオンヤマガサ

デジタル大辞泉 「博多祇園山笠」の意味・読み・例文・類語

はかた‐ぎおんやまがさ〔‐ギヲンやまがさ〕【博多祇園山笠】

福岡市櫛田くしだ神社7月1日から15日に行われる祭礼。飾り山笠または山笠とよぶ、飾り物をつけた山車だしを据えたり、担いだりする。最終日にはそれを担いで速さを競う「追い山笠」がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「博多祇園山笠」の意味・わかりやすい解説

博多祇園山笠
はかたぎおんやまがさ

福岡県福岡市博多区櫛田神社夏祭り。壮麗な山笠で知られる。今日,山笠には飾り山笠と舁き山笠(かきやまがさ)の 2種類がある。明治時代に電線が架設されて以降,物語場面の人形などを飾りつけた高さ 15mにもなる山笠を担げなくなったため,飾りの部分だけを飾り山笠として 7月1日から 15日午前0時まで 14ヵ所で公開するようになった。舁き山笠は,十数ヵ町で一組とする 7組の「流(ながれ)」が出す。舁き手は 28人と決まっており,見物人から清めの水をかけられる。7月15日は本祭にあたる追い山笠で,早朝各山笠が太鼓合図で一番山笠から順に櫛田神社に集合する「櫛田入り」があり,その後,太鼓の合図で須崎町の「廻り止め」まで約 5kmを全速力で駆け抜ける。飾り山笠のうち上川端通の山笠だけは,追い山笠の櫛田入りに参加する。博多祇園山笠行事として国指定重要無形民俗文化財に指定されており,2016年に「山・鉾・屋台行事」の一つとして国際連合教育科学文化機関 UNESCO世界無形遺産に登録された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

事典 日本の地域遺産 「博多祇園山笠」の解説

博多祇園山笠

(福岡県福岡市博多区)
美しき日本―いちどは訪れたい日本の観光遺産」指定の地域遺産。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

事典・日本の観光資源 「博多祇園山笠」の解説

博多祇園山笠

(福岡県福岡市博多区)
福岡県文化百選 祭り・行事編」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android