双林(読み)ソウリン

デジタル大辞泉 「双林」の意味・読み・例文・類語

そう‐りん〔サウ‐〕【双林】

沙羅双樹さらそうじゅの林。

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精選版 日本国語大辞典 「双林」の意味・読み・例文・類語

そう‐りんサウ‥【双林】

  1. 〘 名詞 〙 ( 二本ずつ並んで樹の植えられている林の意 ) 仏語釈迦七宝の床の上で死んだ時、四方に一双ずつ八本あったことから、娑羅双樹(さらそうじゅ)の林をさしていう。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「釈迦能仁坐於双林泥洹之苦」(出典万葉集(8C後)五・七九四・右詩序文)
    2. 「我等が慈父、双林最後の御遺言に云く」(出典:日蓮遺文‐開目抄(1272))
    3. [その他の文献]〔釈氏要覧‐下〕

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普及版 字通 「双林」の読み・字形・画数・意味

【双林】そうりん

寺。

字通「双」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「双林」の解説

双林 (ソウジュ)

植物ツバキ科の落葉高木,園芸植物ナツツバキ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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