反磁場(読み)はんじば(英語表記)demagnetizing field

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

反磁場
はんじば
demagnetizing field

有限の大きさをもつ強磁性体磁場中に入れて磁化するとき,磁化のためにその両端に生じた磁極によって強磁性体内に現れる逆向きの磁場。反磁場の強さ Hd は磁化の強さ M に比例し,HdNM0 と書ける。 μ0 は真空の透磁率,N は反磁場係数と呼ばれる比例定数である。

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世界大百科事典 第2版の解説

はんじば【反磁場 demagnetizing field】

物体が全体として磁化をもつと表面に磁極が現れる。この磁極は物体の内外に磁場を生ずるが,物体内の磁場は磁化を減少させる方向に現れ,これを反磁場という。磁化の分布によっては物体内にも磁極が現れ,反磁場をつくる。磁化の大きい強磁性体,反強磁性体,完全反磁性を示す超伝導体でその効果は著しい。物体が楕円体で磁化が一様であれば反磁場もこの物体内で一様になる。楕円体の主軸の方向に磁化が向いている場合,反磁場もその主軸の方向にあり,磁化とは逆向きになる。

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