コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

受図書人 じゅとしょにん

1件 の用語解説(受図書人の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

じゅとしょにん【受図書人】

李氏朝鮮時代,朝鮮から通交貿易を許可する証としての銅印(図書)を受けた日本人。これによって,受図書船を派遣することができる。受図書人は,有力守護大名から九州探題,対馬島主とその一族,島内の有力者,倭寇からの転向者,その他九州・中国方面の豪族,商人にまで及び,渡航者の数は増加する傾向にあった。そこで朝鮮では図書発給数を制限し,とくに文引の制による渡航者の統制を強化した(図書・文引)。図書は,受図書人が死ねば原則としてこれを返納し,後継者に改給されたが,実際は受図書人の生前に別人が譲りうけ,長期にわたって使用される場合が多かった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の受図書人の言及

【日朝貿易】より

…貿易利潤の減少は,対馬島民の死活問題であり,宗氏は以後,復旧工作に全力をあげ,機会あるごとに派遣船数の増加につとめた。この過程で,島外の受図書人(実印を受けて渡航を許可された者),受職人の名義が対馬へ集中し,16世紀後半に至るころには,日朝貿易の利益を独占している状態であった。
[近世の貿易協定]
 日朝間に占めていた対馬の特殊権益は,文禄・慶長の役勃発によって断絶する。…

※「受図書人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

受図書人の関連キーワード衛氏朝鮮衛満ソウル太祖李氏朝鮮李朝両班三浦宗金ソルロンタン

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone