古代都市パレンケと国立公園(読み)こだいとしパレンケとこくりつこうえん

世界遺産詳解 の解説

こだいとしパレンケとこくりつこうえん【古代都市パレンケと国立公園】

1987年に登録された世界遺産(文化遺産)で、ユカタン半島の付け根にあたるメキシコ南東部チアパス州に位置する、古代マヤ文明後期の都市遺跡と国立公園。メキシコの考古学者アルベルト・ルスが1952年の調査で、「碑文神殿」の地下墓室から翡翠(ひすい)の仮面、パカル王(在位615~683年)の遺体などを発掘した。碑文の神殿のほか、宮殿や太陽の神殿、十字の神殿などが残っており、マヤ文明の水準の高さを伝える重要な文化遺産であることが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はPre-Hispanic City and National Park of Palenque

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android