古格(読み)フルカク

精選版 日本国語大辞典 「古格」の意味・読み・例文・類語

こ‐かく【古格】

  1. 〘 名詞 〙 古くからの格式。また、古来の方法、形式
    1. [初出の実例]「今日、諸生の為に古格(コカク)をあらためずといふとも」(出典:俳諧・青根が峯(1698)贈晉氏其角書)
    2. [その他の文献]〔盧仝‐寄贈含曦上人詩〕

ふる‐かく【古格】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 古風であること。旧式であること。また、そのさま。昔ふう。
    1. [初出の実例]「古道具屋のふるかくな、堅ぢの父の親の手を」(出典:浄瑠璃・卯月の紅葉(1706頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android