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可観測性の理論 かかんそくせいのりろんtheory of observation

世界大百科事典 第2版の解説

かかんそくせいのりろん【可観測性の理論 theory of observation】

対象とするシステムを線形ダイナミカルシステムで表したとき,現時点から過去のある時間区間にわたる出力信号の測定データから,システムの現時点の内部状態を一意的に決めることができるとき,そのシステムは可観測であるという。数学のことばでいえば,システムの状態変数(状態空間)の現在値が過去の測定値の時間関数の線形汎関数として求めうるための条件が可観測性である。これは,物理的には,システムの出力と内部状態のつながりぐあいを明確にするために導入された概念であり,入力と内部状態の関係を規定する可制御性controllabilityの概念と双対になる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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