右の大臣(読み)みぎのおおいもうちぎみ

精選版 日本国語大辞典 「右の大臣」の意味・読み・例文・類語

みぎ【右】 の 大臣(おおいもうちぎみ・おおまえつぎみ・おおまちぎみ)

  1. 令制における右大臣のこと。太政大臣左大臣に次ぐ地位で、天皇を補佐して政務を統轄し、左大臣空席または出仕不能の場合には、政務、儀式を総裁する。右の大殿。みぎのおとど。みぎおとど。
    1. [初出の実例]「大友皇子を以て大政の大臣(おほまへつきむ)に拝す。〈略〉中臣金連を以て右大臣と為」(出典日本書紀(720)天智一〇年正月(北野本訓))

みぎ【右】 の 大臣(おとど)

  1. みぎ(右)の大臣(おおいもうちぎみ)
    1. [初出の実例]「をみなへしをかざし給ひてみぎのおとど」(出典:大和物語(947‐957頃)二九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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