吉田冠蔵(読み)よしだ かんぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田冠蔵」の解説

吉田冠蔵(初代) よしだ-かんぞう

?-1799 江戸時代中期-後期人形浄瑠璃(じょうるり)の人形遣い
初代吉田文三郎の門弟。延享3年吉田貫蔵と名のり大坂竹本座に初出座。のち竹田姓にあらため,宝暦13年冠蔵とあらため,竹本座の立者(たてもの)となる。明和5年吉田と改姓して座頭(ざがしら)格となり,初代吉田才治とともに人気を博した。寛政11年死去。大坂出身。

吉田冠蔵(2代) よしだ-かんぞう

?-1843 江戸時代後期の人形浄瑠璃(じょうるり)の人形遣い。
初代吉田冠蔵の子。天明ころから出座し,寛政のはじめに冠三と名のり,文化2年立者(たてもの)となり冠四と改名。文政12年2代冠蔵を襲名した。大坂で活躍天保(てんぽう)14年死去。初名は吉田善太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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