吉野ヶ里町(読み)よしのがり

  • 吉野ヶ里〔町〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

佐賀県東部,脊振山地南斜面から佐賀平野東部にかけて位置する町。筑後川に注ぐ田手川の源から中流域沿いを占め,南北に細長い。 2006年三田川町,東脊振村が合体し成立。神埼市とのにある国指定特別史跡の吉野ヶ里遺跡で有名。北は蛤岳 (863m) や千石山 (528m) などが連なり,治水業で知られる肥前藩重臣の成富兵庫茂安の築いた蛤水道がある。中心部を東西に長崎街道が通じ,江戸時代には宿場町として発展。近代以降は各種工場が進出した。また中部から南部にかけて条里制遺構がみられる。農業は平野部での米作が中心だが,山間部ではタケノコミカン,イチゴの栽培,林業酪農が行なわれ,茶を特産する。千石山のサザンカ自生北限地は国の天然記念物。町域には古代遺跡や古刹が数多く点在し,吉野ヶ里遺跡近くの二塚山遺跡の出土品は国の重要文化財で,東妙寺も国の重要文化財を多数有する。北部は脊振北山県立自然公園に属する。 JR長崎本線,国道 34号線,385号線が通じ,長崎自動車道の東脊振インターチェンジがある。面積 43.99km2。人口 1万6411(2015)。

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