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佐賀平野 さがへいや

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

佐賀平野
さがへいや

佐賀県南東部,有明海にのぞむ平野。筑紫平野の西半部で,筑後川をはじめ嘉瀬川六角川などの河川と有明海の潮汐の作用によって生じた堆積平野。面積約 600km2。地味肥沃で日本屈指の米作地域。

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大辞林 第三版の解説

さがへいや【佐賀平野】

佐賀県南東部、筑紫平野西部の筑紫川右岸に広がる平野。南西部は有明干拓地となる。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

佐賀平野
さがへいや

九州北西部、有明(ありあけ)海に面する筑紫(つくし)平野のうち、筑後(ちくご)川西方佐賀県側の平野をいう。広義には六角(ろっかく)川以南の白石(しろいし)平野を含む。筑後川、嘉瀬(かせ)川、六角川などの諸河川と潮汐(ちょうせき)との堆積(たいせき)作用、ならびに広大な干潟(ひがた)の干拓で形成された。六角川支流牛津(うしづ)川以東の狭義の佐賀平野は、脊振(せふり)山地南方に広がり、標高5メートル程度までが旧期沖積層(低位段丘礫(れき)層)、その南に縦横に走る堀割(ほりわり)(クリーク)や、感潮水路の江湖(えご)の入り組む低平な新期沖積層が続く。弥生(やよい)時代の貝塚や、古代の条里制、中世の環濠(かんごう)集落などの遺構が分布し、とくに近世以降の搦(からみ)名などの干拓地が目につく。かつて「佐賀段階」とよばれる農業発展モデル地域として知られた典型的な米どころ。近年圃場(ほじょう)整備などで平野の景観は変容した。県都佐賀市と周辺部は、北山(ほくざん)ダムの恩恵を受ける。白石平野などは水不足に悩んでいたが、2012年(平成24)に嘉瀬川ダムが完成した。「くど造(づくり)」や「漏斗谷(じょうごだに)」の民家が残る。[川崎 茂]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の佐賀平野の言及

【佐賀[県]】より

…幕末・維新期,長崎警備にあたっていた佐賀藩が反射炉,大砲,汽船を製造するなど西洋文化の導入にも先進性を見いだすことができる。
[高水準の米作とノリ養殖]
 佐賀県は米どころといわれ,水田が県面積の約1/5を占める佐賀平野は,有明海湾奥部に広がる筑紫平野西部の肥沃な沖積平野で,県の米作の発展モデル地域として知られてきた。産業別就業人口構成では1975年に26%(うち農林業24%)を占めていた第1次産業が,95年には13%(農林業11%)と半分以下に減少したが,水稲10a当り平年収量では96年現在も全国で6位(518kg)と高い水準を示している。…

【筑紫平野】より

…地形的には3段の段丘,沖積平野,干拓地に分類される。地域的には脊振山地と耳納山地が接近する久留米市付近を境に北部の両筑平野(北野平野),南部の福岡県側の南筑平野(この二つを合わせて筑後平野ともいう),佐賀県側の佐賀平野に分かれる。ほぼ三角形をなす両筑平野の北東側,古処・馬見両山の山麓には上・中位段丘が断片的に発達しているが,大部分は段丘化した扇状地と筑後川のはんらん原である。…

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