吉香神社(読み)きつこうじんじや

日本歴史地名大系 「吉香神社」の解説

吉香神社
きつこうじんじや

[現在地名]岩国市横山二丁目

横山上口よこやまかみぐち白山比しらやまひめ神社の東隣に鎮座する。吉川氏の始祖経義をはじめ興経・元春・広家ら吉川一族の霊を祀る。旧県社。

元亀(一五七〇―七三)の頃、当時吉川氏の城邑であった安芸国山県やまがた新庄しんじよう(現広島県山県郡大朝町)竜山に御霊社として祀ったのに始まり、鋒垂明神と号していた。正徳元年(一七一一)その分霊を岩国に勧請して錦見の椎尾にしみのしいのお八幡宮境内に祀ったが、同四年、横山の寺谷てらだに社殿建立。享保一三年(一七二八)白山比神社の隣に朱塗檜皮葺の社殿を造営し、遷宮。延享元年(一七四四)社号を治功ちこう大明神と改めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む