名越三昌(読み)なごし さんしょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「名越三昌」の解説

名越三昌 なごし-さんしょう

?-1638 織豊-江戸時代前期の釜(かま)師。
名越善正(ぜんせい)の長男。京都名越家の開祖。慶長19年豊臣秀頼(ひでより)の命をうけ京都方広寺の梵鐘(ぼんしょう)鋳造鋳物師棟梁(とうりょう)をつとめ,その功績で越前少掾(えちぜんのしょうじょう)に任じられた。本阿弥光悦(ほんあみ-こうえつ)や小堀遠州(こぼり-えんしゅう)好みの釜を製作。寛永15年8月死去。京都出身。通称は弥右衛門。号は浄味。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の名越三昌の言及

【名越善正】より

…安土桃山時代~江戸初期の釜師。浄祐の子で名越家の11代。通称弥七郎。織田信長の釜師。天正期(1573‐92)ころ京都三条釜座の鋳物師棟梁として勢力を振るい,天下一を号した。釜の遺品は少ないが,文禄・慶長(1592‐1615)ころ西村道仁とともに京釜の草創を成し,彼以後の名越家の礎を築いた。徳川家康の釜師ともいわれるが定かではない。江戸名越家の作った系図《鋳家系》によれば,名越家は釜師中最古の家系で,初代七郎左衛門は北条義時の次男とされているが信用しがたい。…

※「名越三昌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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