吸水性高分子(読み)キュウスイセイコウブンシ

デジタル大辞泉の解説

きゅうすいせい‐こうぶんし〔キフスイセイカウブンシ〕【吸水性高分子】

吸水性にすぐれ、多量の水分を保持することができる高分子の総称。高分子が形作る網目構造の中に多数の水分子を取り込んでゲル状にする性質をもつ。自重の100倍から1000倍の水を吸収することができ、また圧力をかけても離水しにくい。紙おむつや生理用品などの吸水材として広く用いられる。代表的な高分子としてポリアクリル酸ナトリウムがある。高吸水性高分子吸水性ポリマー吸収性樹脂高分子吸収体SAP(サップ)(superabsorbent polymer)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

吸水性高分子【きゅうすいせいこうぶんし】

大量の水を吸収できる高分子。一般に,高分子電解質がごく一部分だけ架橋した構造をもち,大量の水を吸い込んで,膨潤したゲルとなる。その際に吸収する水の量は,自重の数百倍から1000倍ほどにもなる。アクリル酸とビニルアルコールとの共重合体,デンプンとアクリロニトリルとのグラフト共重合体のアルカリ加水分解物,アクリル酸ナトリウムの重合体など。紙おむつ,生理用品,農業や園芸用の保水剤,土木用止水剤などに使用。
→関連項目機能性高分子

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