(読み)ていする

精選版 日本国語大辞典 「呈」の意味・読み・例文・類語

てい‐・する【呈】

〘他サ変〙 てい・す 〘他サ変〙
① さしだす。進呈する。贈る。奉る。
江談抄(1111頃)四「臨別呈詩」
※中華若木詩抄(1520頃)下「字もあらばこそ見わけても、つかはすべけれ、字もなければ、誰にも呈し得ぬ也」
② ある状態を表わす。示す。表示する。
※両足院本山谷抄(1500頃)六「此春始に東君が最上瑞を呈したぞ」
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石一一「おい有望有望と韋駄天の様な顔は急に活気を呈した」

てい‐・す【呈】

〘他サ変〙 ⇒ていする(呈)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「呈」の意味・読み・例文・類語

てい【呈】[漢字項目]

常用漢字] [音]テイ(漢)
差し出す。「呈上謹呈献呈進呈送呈贈呈拝呈奉呈捧呈ほうてい
隠さずに現し出す。現れる。「呈示露呈
[名のり]しめ

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