呑龍(読み)どんりゅう

精選版 日本国語大辞典 「呑龍」の意味・読み・例文・類語

どんりゅう【呑龍】

  1. 江戸初期の浄土宗の僧。号は源蓮社然誉大阿。通称「子育て呑龍」。武蔵国(埼玉県)岩槻の人。林西寺・増上寺に学び郷里の林西寺に長く住持した。慶長一八年(一六一三徳川家康に招かれて上野国(群馬県)太田の大光院を開山当地堕胎風潮を嘆いて赤子を育て、多くの人々に尊崇されたという。弘治二~元和九年(一五五六‐一六二三

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「呑龍」の意味・わかりやすい解説

呑龍
どんりゅう

[生]弘治2(1556)
[没]元和9(1623)
安土桃山~江戸時代初期の浄土宗の僧。徳川家康の知遇を受けて,上野太田大光院の開祖となった。下野,太田地方の間引きの風習を悲しんで嬰児を育て,「子育て呑龍」といわれた。

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