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呼吸根 コキュウコン

デジタル大辞泉の解説

こきゅう‐こん〔コキフ‐〕【呼吸根】

植物ので、空中に出て呼吸をしているもの。酸素の乏しい泥中や水中に生育する植物にみられ、通気組織などの構造をもつ。ミズキンバイマングローブなどに発達する。

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大辞林 第三版の解説

こきゅうこん【呼吸根】

気根の一種。空中に伸び出て通気をはかる。酸素の欠乏しやすい泥沢地などに生えるマングローブ植物やヌマスギ・ミズキンバイにみられ、他の部分の根とは異なるさまざまな形態をもつ。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

呼吸根
こきゅうこん

マングローブや湿地の植物が、呼吸に要するガス交換のために泥の上または水面上に出した根で、気根(きこん)の一種。皮層などは細胞間隙(かんげき)がとくに大きな通気組織となる。二次肥大した根はコルク組織に包まれるが、多くの皮目をつくる。[西野栄正]

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世界大百科事典内の呼吸根の言及

【根】より

…カワゴケソウ科の1種のように,葉が退化してなくなり,根が扁平で葉のような姿をとって同化器官になるものもあるが,葉や茎が同化をするうえに,根も空気中でわずかながら同化するというものも多い。気根のうち通気のために特別の構造をもつようになったものが呼吸根respiratory rootで,皮層に細胞間隙がよく発達したものなどがある。 イワヒバ科やミズニラ科には担根体rhizophoreとよばれる特殊な構造があり,根の変形とみられたり,茎の変形とみられたりする。…

※「呼吸根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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