デジタル大辞泉 「唐言」の意味・読み・例文・類語 から‐こと【唐言】 1 「唐語からことば」に同じ。「あなむつかしの―書きたる物」〈読・雨月・蛇性の婬〉2 「挟み詞ことば2」に同じ。「茶屋の女―にて合図をし」〈黄・栄花夢〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「唐言」の意味・読み・例文・類語 から‐こと【唐言】 〘 名詞 〙① =からことば(唐詞)[初出の実例]「女郎中間にて、今宵の客はよい客じゃ、あしき客じゃなどいひて物語に、華音(カラコト)にて云たきもの也」(出典:随筆・独寝(1724頃)下)② 当事者だけにしかわからないように作られた言葉で、一種の隠語。からごん。[初出の実例]「釈尊とは、借た金のとれぬを云(いふ)唐言(カラコト)」(出典:談義本・当風辻談義(1753)三) から‐ごん【唐言】 〘 名詞 〙 =からこと(唐言)②[初出の実例]「Caragonuo(カラゴンヲ) ユウ ヒト」(出典:日葡辞書(1603‐04)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例