周易(読み)しゅうえき

大辞林 第三版の解説

しゅうえき【周易】

中国、周代に行われたとされる占い法。三易の一。陰陽説に基づき、陽を〓、陰を〓で表し、その記号の組み合わせで八卦はつけを作り、さらに八通りに組み合わせて六十四卦としてそれぞれに名を与え、これによって宇宙万物の生成・発展・消長を説明しようとするもの。太古の聖人伏羲ふつきが八卦を作り、周の文王が各卦に説明をつけ(卦辞)、周公が解釈し(爻辞こうじ)、孔子がその原理を明らかにした(十翼)といわれているが、実際には、戦国末から漢代中期にかけて集大成されたもの。後世、易経として五経に加えられた。今日、易といえば周易をさす。易。易経。 → 八卦六十四卦

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精選版 日本国語大辞典の解説

しゅう‐えき シウ‥【周易】

〘名〙
① 三易(連山・帰蔵・周易)の一つ。夏の占卜の連山、殷の帰蔵に対し、周代の卜筮であるとされる。また書名の「易経」。連山・帰蔵が早く滅んだため、今日では易といえば周易を指す。陰陽説をもとにし、陽を、陰を印であらわし、それを三つ重ねたいわゆる八卦をさらに二つ組み合わせて六四の卦をつくり、それにつけられた象徴的な卦辞によって自然と人間のあらゆる現象を説明しようとするもの。その卦辞の解釈であるいわゆる十翼は、孔子が作ったと伝えられるが、実際には戦国末から前漢中期にかけての集大成である。
※続日本紀‐天平宝字元年(757)一一月癸未「陰陽生者周易、新撰陰陽書」
※古今著聞集(1254)四「周易をまなばずして、此定にまゐらん事あしかるべしとおぼして」 〔周礼‐春官・人〕
② 報酬を得て吉凶などを占うこと。売卜。また、その人。売卜者。
※雑俳・柳多留‐五七(1811)「周易と交代をする吉田丁」

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