四之宮下郷遺跡群(読み)しのみやしもごういせきぐん

日本歴史地名大系 「四之宮下郷遺跡群」の解説

四之宮下郷遺跡群
しのみやしもごういせきぐん

[現在地名]平塚市四之宮・真土

相模川右岸の平塚砂丘東端にある多数の遺跡の総称。なかでも大野小学校を中心とした南北八〇〇メートル、東西七〇〇メートル前後には、相模の国府に関連する官衙跡が存在するらしいとされてきた。昭和五三年(一九七八)から五六年にかけて国道一二九号拡幅改良工事に伴い発掘調査され、竪穴住居跡、掘立柱建物跡、井戸、溝、土壙、雨乞の神事を行ったらしい大型の水路土師器須恵器、灰釉・緑釉陶器、銅製釵子、石・銅製、鉄製品、墨書土器などの遺構遺物が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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