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四分胞子 しぶんほうしtetraspore

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

四分胞子
しぶんほうし
tetraspore

四分子ともいう。1胞子母細胞が4個に分れて生じるもので,この際減数分裂が行われる。褐藻類紅藻類の一部のものにみられる。四分胞子形成は生活史上の核相の交番を考えるうえで必要である。なおこの胞子は藻類の胞子ではあるが,鞭毛をもたない不動胞子である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

四分胞子
しぶんほうし
tetraspore

紅藻植物の真正紅藻類、褐藻植物アミジグサ目にみられる、1個の胞子母細胞の内容が胞子嚢(のう)内で分割し、4個の不動胞子(鞭毛(べんもう)がなく運動性のない胞子)となったものをいう。分割の様式によって、環状、十文字状、三角錐(すい)状の三つの型がある。真正紅藻類では、受精後、配偶体上に発達した果胞子体から生じた果胞子が発芽して四分胞子体となり、これに四分胞子嚢が生ずる。アミジグサ目では、真正紅藻類とは異なり、受精卵が発芽して四分胞子体となる。四分胞子嚢内で減数分裂が行われ、四分胞子は発芽して配偶体となる。[吉崎 誠]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の四分胞子の言及

【胞子】より

…不動胞子は藻類,菌類,コケ植物,維管束植物に広くみられ,一般に動胞子から由来したと考えられる。動胞子は形態やでき方が特徴的であって,紅藻類では果胞子carpospore,四分胞子tetraspore,子囊菌類では子囊胞子ascospore,担子菌類では担子胞子basidiosporeなどとよばれる。コケ植物や維管束植物では単に胞子とよばれる。…

※「四分胞子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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