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国際金融取引の自由化 こくさいきんゆうとりひきのじゆうか liberalization of international financial transactions

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知恵蔵2015の解説

国際金融取引の自由化

1944年のIMF協定では、経常取引に関して為替取引の自由化を目標にしていたが、資本取引にまで適用することは見送られていた。ところが80年代に国際資本取引に対する為替管理相次いで撤廃され、この措置が「自由化」を制度的に保障することになった。英国は79年に居住者の為替管理を撤廃し、日本は80年の外国為替管理法の改正で「原則禁止」から「原則自由」になった。こうした変化はブレトン・ウッズ体制、それに続くスミソニアン体制のような固定相場制が崩れ、資本移動を規制する必要性がなくなったことに基本的な原因がある。73年の変動相場制への移行からやや時間がかかったのは、その間に2度の石油危機があったことによる。ただ、変動相場制に移行したといっても、しばしば相場を一定の水準に安定させること(管理変動相場制)が図られ、外国為替市場への介入と併せて、国際金融取引に規制が課せられることも少なくない

(石見徹 東京大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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