コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

国際音声字母 こくさいおんせいじぼinternational phonetic alphabet; IPA

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国際音声字母
こくさいおんせいじぼ
international phonetic alphabet; IPA

国際音声学協会所定の音声記号。現在最も広く使用されている。ローマ字を主とした字母的記号で,ほぼ同じ音 (単音) は,正書法とは無関係に同じ記号で表わし,細かい差は必要に応じて補助符号を併用する。イギリスの音声学者 J.エリス考案のパレオタイプ Palaeotypeという音声記号を H.スウィートが改良してローミック Romicという音声記号を作成。これをさらに改良したものを P.パシーが使っていたが,O.イェスペルセンからの提案を受けて 1888年同協会により,スウィート=パシー案を改良発展させた初の「国際音声字母」が制定されるにいたった。その後絶えず改良が加えられながら今日に及んでいる。 1989年に最新改訂版が出ている。日本には明治時代にすでに紹介され,日本音声学会などの働きかけでかなりよく普及している。ただし,アメリカや旧ソ連地域ではこれとは異なるそれぞれ独自の音声記号も広く用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の国際音声字母の言及

【音声記号】より

…代表的単音に一つの記号を割り当てる字母的表記と,単音をその調音の要素に分解して表す非字母的表記に大別できる。
[字母的表記]
 字母的表記では国際音声学協会の定めた国際音声字母International Phonetic Alphabet(略してIPA)がもっとも広く用いられている。これは世界中の諸言語の音声を統一された規格で表記することと,外国語の習得に役立つことを目的としている。…

※「国際音声字母」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

国際音声字母の関連キーワードパシー(Paul Edouard Passy)ジョーンズ(Daniel Jones)ポール・E. パシー万国音標文字ジョーンズ二重母音そり舌音硬口蓋音軟口蓋音口蓋垂音唇歯音咽頭音閉鎖音喉頭音口蓋化摩擦音子音声調