園田孝吉(読み)ソノダ コウキチ

20世紀日本人名事典 「園田孝吉」の解説

園田 孝吉
ソノダ コウキチ

明治期の銀行家,男爵 横浜正金銀行頭取;十五銀行頭取。



生年
弘化5年1月19日(1848年)

没年
大正12(1923)年9月1日

出生地
大隅国太良村(鹿児島県大口市)

旧姓(旧名)
宮内

学歴〔年〕
大学南校(現・東大)卒

経歴
薩摩藩重臣北郷家の家臣幕末に英学を修め、維新後貢進生として大学南校入学。外務省へ出仕、明治7年から駐英領事などで通算15年英国滞在。23年退官し、松方正義蔵相の推薦で横浜正金銀行頭取に就任日銀との提携策をとり、欧米並の為替銀行制度に改革、英蘭銀行とも取引を開始。30年健康を害し辞任するが、請われて31年〜大正4年十五銀行頭取を務め、また興銀、満鉄、東拓、韓国銀行などの設立委員を歴任。この間、東京銀行集会所副会長の地位にあり、日本鉄道、帝国運輸倉庫、日本郵船、日英水力電気、東京海上火災などの要職を務めた。大正7年男爵授爵。関東大震災に遇い没した。荻野仲三郎「園田孝吉伝」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 旧姓 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「園田孝吉」の解説

園田孝吉 そのだ-こうきち

1848-1923 明治-大正時代の銀行家。
弘化(こうか)5年1月19日生まれ。明治7年から14年間外交官としてイギリス駐在。23年横浜正金銀行頭取に就任,業績不振や内紛で混乱していた同行をたてなおした。のち十五銀行頭取。大正12年9月1日の関東大震災で死去。76歳。大隅(おおすみ)(鹿児島県)出身。大学南校(現東大)卒。本姓は宮内。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「園田孝吉」の解説

園田 孝吉 (そのだ こうきち)

生年月日:1848年1月19日
明治時代の実業家。横浜正金銀行頭取
1923年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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