地潜(読み)ジムグリ

デジタル大辞泉 「地潜」の意味・読み・例文・類語

じ‐むぐり〔ヂ‐〕【地潜】

ナミヘビ科の爬虫はちゅう類。日本特産の無毒の蛇。全長0.8~1.2メートル。背面灰褐色または赤褐色で、腹面黒斑市松模様に並ぶ。胴部に小黒点が散在する。低山地の森林耕地に多く、野ネズミなどを捕食する。じもぐり。

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精選版 日本国語大辞典 「地潜」の意味・読み・例文・類語

じ‐むぐりヂ‥【地潜】

  1. 〘 名詞 〙 ナミヘビ科の無毒のヘビ。体長七〇~九五センチメートル。背面は灰赤褐色の地にV字形の小黒斑が散在し、腹面は赤褐色で四角形の黒紋が並ぶ。高山には背面が赤褐色で、体鱗に龍骨を欠く別種アカジムグリがいる。よく土中にもぐり、ネズミ、ヒミズモグラなどを捕食。日本特産種で各地に分布。じもぐり。つちむぐり。《 季語・夏 》

じ‐もぐりヂ‥【地潜】

  1. 〘 名詞 〙じむぐり(地潜)
    1. [初出の実例]「女の小指程の太さで銀色をした小さな蛇が巻きついてゐた。〈略〉『これは地もぐりといふ蛇だ』」(出典:矢島柳堂(1925‐26)〈志賀直哉〉百舌)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「地潜」の解説

地潜 (ジムグリ)

動物爬虫類

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