地蜂(読み)ジバチ

精選版 日本国語大辞典 「地蜂」の意味・読み・例文・類語

じ‐ばちヂ‥【地蜂】

  1. 〘 名詞 〙 スズメバチ科のハチ。スズメバチに似ているが小さく、体長は雄および雌で一六ミリメートル内外、働きバチで一二ミリメートル内外。体色は黒色で、胸部には白色斑紋腹部には黄白色の横縞がある。比較的乾燥した傾斜地の地中に径四〇センチメートルぐらいの大型の巣をつくり、数段になった幼虫室を設ける。幼虫は、食用として珍重され、特に信州地方では佃煮にして食べる。日本各地のほか、朝鮮、中国などに分布。和名クロスズメバチ。すがり。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「此火の下の土の中は、地蜂の巣なりけん」(出典:宝の山(1891)〈川上眉山〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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