地震の長期評価(読み)じしんのちょうきひょうか

共同通信ニュース用語解説 「地震の長期評価」の解説

地震の長期評価

政府地震調査委員会は、日本の内陸周辺海域将来発生する恐れのある巨大地震規模や切迫度を「長期評価」として公表している。「10年」「30年」「50年」といった期間内に大きな被害をもたらす恐れのある地震の発生確率を専門家らが分析する。主要な活断層や、南海トラフといった海底にあるプレート境界が主な評価の対象。内容は、研究進展を受けて見直される。今回は発生確率を評価する前に、活断層の位置や、そこで起こり得る地震の規模を公表した。

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知恵蔵 「地震の長期評価」の解説

地震の長期評価

プレート境界や活断層で起きる大地震につき、その長期的発生可能性を確率という数値で表すこと。政府の地震調査委員会長期評価部会によると、発生確率は、活動間隔、平均ずれ速度、最新活動時期、活動区間などのデータを統計モデルに当てはめて計算される。

(阿部勝征 東京大学教授 / 2007年)

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