地震体積(読み)じしんたいせき

最新 地学事典 「地震体積」の解説

じしんたいせき
地震体積

earthquake volume

地震という現象は,地下にたまった歪みのエネルギーがそこの岩石強度を超えたときに,岩石の破壊によって一度衝撃波として放出される現象だと考えられる。一方,岩石にはある強度の限界があって,単位体積当り蓄えうる歪みのエネルギーは,ほぼ3×102~2×103[J/m3]である。そこで,地震の大小は結局どれくらいの大きな体積が歪みを蓄えうるかで決まると考えることができる。例えば,マグニチュード8.5程度の大地震から放出されるエネルギーは4×1017Jぐらいになるが,この場合には4×1017/2×103=1015m3,つまり,ほぼ100km立方の体積中にたまったエネルギーが一度に出たのだということになる。こういう考え方に立ったとき,この歪みのたまった体積を地震体積という。参考文献坪井忠二(1965) 地震,Ⅱ,Vol.9:76

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