地黄園(読み)じおうのその

日本歴史地名大系 「地黄園」の解説

地黄園
じおうのその

典薬寮に属し、薬草を栽培して地黄・白散屠蘇などを生産した供御所で、現地黄付近の山地に位置した。承久二年(一二二〇)四月二一日の地黄園供御人等解(「民経記」寛喜三年六月巻裏文書)では、この園は「仁明天皇御宇承和年中」に施置されたとのべている。この所伝が正確かどうかつまびらかでないが、古くからこの地の住人が典薬寮の支配をうけて草薬を貢進し、その代りに国衙への雑役を免除されてきたのは事実であった。ところが平安末期には、国衙がしばしば雑役を賦課するようになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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