坂本三郎(読み)サカモト サブロウ

20世紀日本人名事典 「坂本三郎」の解説

坂本 三郎
サカモト サブロウ

明治・大正期の官吏,実業家



生年
慶応3年10月6日(1867年)

没年
昭和6(1931)年4月14日

出身地
武蔵町田(東京都町田市)

旧姓(旧名)
渋谷

学歴〔年〕
東京専門学校(現・早稲田大学)卒

経歴
幕臣・坂本平兵衛の養子となり、明治32年家督を相続。高等文官試験に合格して検事となり、三条区裁判所検事を務める。のち判事に転じ、新潟地裁判事、水戸地裁判事、東京地裁判事、東京控訴院判事などを経て、30年ドイツに留学、ドクトル・ユーリスの学位を得て帰国。行政裁判所評定官、法制局参事官を務め、大正3年第2次大隈内閣成立と同時に秋田県知事となり、5年山梨県知事。その後、実業界に身を投じ東北興業社長、報知新聞副社長などを歴任。また早稲田大学理事・維持員も務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂本三郎」の解説

坂本三郎 さかもと-さぶろう

1867-1931 明治-大正時代官僚
慶応3年10月6日生まれ。真下晩菘(ましも-ばんすう)の孫。新潟・東京地裁などの判事をへて,大正3年第2次大隈(おおくま)内閣成立と同時に秋田県知事。5年山梨県知事。早大理事もつとめた。かつて樋口一葉の婚約者だった。昭和6年4月14日死去。65歳。武蔵(むさし)町田(東京都)出身。東京専門学校(現早大)卒。旧姓は渋谷。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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