座禅草(読み)ザゼンソウ

デジタル大辞泉 「座禅草」の意味・読み・例文・類語

ざぜん‐そう〔‐サウ〕【座禅草】

サトイモ科の多年草。中部地方以北の山間湿地自生全体悪臭がある。葉は大きい心臓形で長さ約40センチ。4月ごろ、葉の開かないうちに、紫黒色の厚い仏炎苞ぶつえんほうに包まれた花をつける。名はこの形に由来。だるまそう。べこのした。 春》

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精選版 日本国語大辞典 「座禅草」の意味・読み・例文・類語

ざぜん‐そう‥サウ【坐禅草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. サトイモ科の多年草。北海道、本州の日本海側の山地渓間の湿地に生える。葉は長柄をもち根もとから群がって生える。葉身は卵状心形で、長さ、幅ともに三〇~四〇センチメートル。春、葉間に紫褐色の仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた球状または広楕円形の肉穂をつける。有毒で悪臭がある。漢名、地湧金蓮。だるまそう。べこのした。《 季語・春 》 〔俳諧・清鉋(1745頃)〕
  3. 植物のぶき(野蕗)」の異名。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「座禅草」の解説

坐禅草 (ザゼンソウ)

学名Symplocarpus foetidus var.latissimus
植物。サトイモ科の多年草,園芸植物,薬用植物

座禅草 (ザゼンソウ)

学名:Symplocarpus foetidus var.latissimus
植物。サトイモ科の多年草,園芸植物,薬用植物

座禅草 (ザゼンソウ)

植物。キク科の多年草,薬用植物。ノブキ別称

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