ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「城ヶ森鉾尖県立自然公園」の意味・わかりやすい解説 城ヶ森鉾尖県立自然公園じょうがもりほこだいけんりつしぜんこうえん 和歌山県中部,白馬山脈の城ヶ森山,若藪山,紀伊山地の鉾尖岳,牛廻山を中心とする自然公園。田辺市,有田川町,日高川町にまたがる。面積 42.25km2。2009年指定。県内でも有数の急峻な山地・山脈地形を有し,標高 1000m級の山々がそびえる。近畿地方では分布の少ないブナの自然林やアカシデ‐イヌシデ群落,クリ‐ミズナラ群落などが見られ,日高川支流の初湯川は渓谷景観と紅葉の名所として知られる。城ヶ森山の周辺にはオオアカゲラ,クロツグミ,オオルリなどの希少な鳥類や,フジミドリシジミ,ヘリグロツユムシなどの昆虫類が生息している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by