埒内(読み)ラチナイ

精選版 日本国語大辞典 「埒内」の意味・読み・例文・類語

らち‐ない【埒内】

  1. 〘 名詞 〙 埒の内がわ。柵の中。また、ある一定の範囲の内。ある限界の内。らつない。
    1. [初出の実例]「梢も現(あらは)に落葉した埒内(ラチナイ)の桜と与(とも)に」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一三)
    2. 「この慎みこの礼儀の埒内に泥足を踏みこむことは」(出典:若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「埒内」の読み・字形・画数・意味

【埒内】らちない

範囲の内。

字通「埒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む