埒外(読み)ラチガイ

精選版 日本国語大辞典 「埒外」の意味・読み・例文・類語

らち‐がい‥グヮイ【埒外】

  1. 〘 名詞 〙 ある区域の外。埒の外。また、ある事に関わりのある範囲の外。らつがい。
    1. [初出の実例]「切符売口の戸が明いて、客は既に多く埒外に出て居るのに驚いて、慌てて切符を買って、其処へと飛込むと」(出典:春潮(1903)〈田山花袋〉三)
    2. 「問題の埒外(ラチグヮイ)におかれたのは当然であった」(出典:死について(1956‐57)〈唐木順三〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「埒外」の読み・字形・画数・意味

【埒外】らちがい

範囲の外。

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