基準点(読み)キジュンテン(その他表記)control point

デジタル大辞泉 「基準点」の意味・読み・例文・類語

きじゅん‐てん【基準点】

地球上の位置海面からの高さが正確に測定された三角点水準点電子基準点などのこと。地図作成や測量基準となる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「基準点」の意味・わかりやすい解説

基準点
きじゅんてん
control point

測量の基礎となる点で,その位置が標石で明確に表示されており,位置の成果が与えられている点。基本測量によって設置された基準点を国家基準点 national control pointといい,天測点 (→天文測量 ) ,4等以上の三角点,2等以上の水準点,2等以上の多角点,重力測量や磁気測量標識である重力点,磁気点がある。基準点を決定する測量を基準点測量 control point surveyという。普通は数値的に成果を求める精度の高い測量をさす。たとえば写真測量のための基準点測量ということがあるが,写真測量自身は空中三角測量も含めて基準点測量とはいわない。

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