堀木訴訟(読み)ほりきそしょう

大辞林 第三版の解説

ほりきそしょう【堀木訴訟】

1970年(昭和45)堀木文子が、障害福祉年金と児童扶養手当の併給禁止は憲法二五条の生存権の保障および一四条の平等保障原則に違憲するとして提訴した事件。73年、児童扶養手当法の改正により、併給は認められた。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ほりきそしょう【堀木訴訟】

朝日訴訟についで,第2の生存権保障訴訟と呼ばれた訴訟。国民年金法の無拠出障害福祉年金を受けている,全盲で,離婚中の身で2人の子供を扶養していた堀木文子が,1970年,児童扶養手当法に基づく児童扶養手当の支給を福祉事務所に申請したところ,児童扶養手当法の規定中に公的年金給付と児童扶養手当との併給を禁止する規定があるからという理由で,その申請は却下され,原告は,行政不服申立をしたがこれも却下された。そこで原告は,この併給禁止は憲法25条の生存権保障に違反しており,また,生別母子世帯の場合にこの併給禁止が適用され,生別父子世帯の場合に併給が容認されている状況は憲法14条の平等保障原則に反するとして,併給禁止規定の違憲とあわせてこの却下処分の取消しを求めて,同年この訴訟を提起した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

ハイジ男子

アンダーヘアを永久脱毛した男性を指す造語。英語で「衛生」を意味する「ハイジーン」が語源で、アンダーヘアを永久脱毛した女性を指す「ハイジニーナ」にちなんで生まれた言葉とされる。欧米諸国では男性のアンダー...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

堀木訴訟の関連情報