塩沢寺(読み)えんたくじ

日本歴史地名大系 「塩沢寺」の解説

塩沢寺
えんたくじ

[現在地名]甲府市湯村三丁目

湯村ゆむら温泉郷を南に見下ろす湯村山の中腹にある。福田山と号し、真言宗智山派本尊地蔵菩薩。大同三年(八〇八)空海が開山開基は天暦九年(九五五)空也と伝えられる。中興開山蘭渓道隆で、貞和六年(一三五〇)に諸堂を再建したという(寺記)。天正三年(一五七五)二月二〇日の武田家印判状(西山梨郡志)では、塩沢寺に対し従来からの寺中棟別役とともに門前家三軒分の棟別銭以下の諸役が免除されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む