境打ち越し(読み)さかいうちこし

精選版 日本国語大辞典 「境打ち越し」の意味・読み・例文・類語

さかい‐うちこしさかひ‥【境打越・堺打越】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中世所領境界を越えて横領すること。打越
  3. 鎌倉時代境相論境争い)で、訴えた正当な理由がない場合、当事者請求がなくても、裁判所がすすんで訴人原告)がその訴訟によって得ようとしたのと同じ面積土地を、訴人の領地から分割して論人被告)に与える土地。
    1. [初出の実例]「薩摩国石上村堺打越事」(出典:入来院家文書‐嘉暦二年(1327)閏九月二八日・鎮西御教書)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む