六訂版 家庭医学大全科 「変形性骨関節疾患」の解説
変形性骨関節疾患
へんけいせいこつかんせつしっかん
Degenerative diseases of bones and joints
(お年寄りの病気)
どのような病気か
高齢者の関節痛、腰痛の原因で最も多いものが、変形性関節症と
最近行われた調査によると、日本では変形性関節症で最も多い変形性膝関節症が約2530万人、変形性脊椎症で最も多い変形性腰椎症が約3790万人と推計されています。
この病気は、骨や関節での軟骨や
症状を伴わない関節の変形や脊椎の変形は加齢現象であり、治療の必要はありません。逆に、痛みが強かったり、関節の動きが悪いなどの機能障害がある場合は、整形外科を受診して状況を判断してもらってください。
変形性関節症の頻度が多い関節は、膝関節、股関節、手の
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報