夏目村
なつめむら
[現在地名]東庄町夏目
小南村の南に位置する。寛文九年(一六六九)着手の椿海干拓により成立した椿新田一八村の一つ。小南村を親村とし、元禄八年(一六九五)に小南村下椿新田として検地を受け(向後家文書)、翌年村立てされる(海上八幡宮文書)。同一三年頃の下総国各村級分では高一千四八三石余で、幕府領。正徳三年(一七一三)の椿新田拾八ヶ村写(蜂谷家文書)では反別は田一二九町六反余・畑一七町余、家数は本百姓七三・水呑二二、反別一六町三反余の溜井とあるのは夏目溜井であろう。
夏目村
なつめむら
[現在地名]新城市富永
門前村の北西に接する。門前村と同じく慶長六年(一六〇一)より近世を通じて旗本設楽家領。「三河国二葉松」に夏目村古屋敷として宗清惣兵衛の居城を伝えるが、その地は不明。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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