外合(読み)ガイゴウ

デジタル大辞泉 「外合」の意味・読み・例文・類語

がい‐ごう〔グワイガフ〕【外合】

地球から見て、内惑星水星金星)が太陽向こう側にある。太陽と内惑星との黄経が等しい場合をいう。上合。⇔内合

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精選版 日本国語大辞典 「外合」の意味・読み・例文・類語

がい‐ごうグヮイガフ【外合】

  1. 〘 名詞 〙 太陽と惑星の黄経が一致し、方向が等しくなった合(ごう)うち、内惑星(水星、金星)が太陽よりも遠い位置で合となった場合をいう。ある惑星の衛星と、その惑星との関係についても同様。→合(ごう)

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百科事典マイペディア 「外合」の意味・わかりやすい解説

外合【がいごう】

地球から見て内惑星が太陽と同方向で,太陽の向う側にある(正確には太陽と惑星の黄経が一致する)場合。内合の対。外惑星では内合が起こらないので,上と同じ位置になったときを単に合という。
→関連項目会合周期合(天文)内合

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「外合」の意味・わかりやすい解説

外合
がいごう
superior conjunction

内惑星が,太陽に対し地球と反対側にあって3者が一直線に並ぶこと。ただし,それがちょうど黄道面にあることはあまりないので,その黄経が太陽と等しくなったときをいう。外惑星の場合は通常単にという。 (→内合 )

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改訂新版 世界大百科事典 「外合」の意味・わかりやすい解説

外合 (がいごう)

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世界大百科事典(旧版)内の外合の言及

【合】より

…すなわち,惑星と太陽の地心視黄経が等しくなるときのこと。内惑星では,地球と太陽の間に惑星がくる場合と,太陽の向こう側に惑星がくる場合があるので,これらを区別するときには,前者を内合,後者を外合と呼ぶ。【湯浅 学】。…

【太陽系】より

…地球から観測して惑星が太陽と同じ方向にくるときを合,反対方向にくるときを衝という。内惑星の場合には太陽のこちら側の合と向こう側の合がともに起こり,それぞれを内合,外合という(図2)。内合のとき惑星は地球にもっとも近づくが新月の状態で暗い。…

※「外合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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