夜盗蛾(読み)ヨトウガ

デジタル大辞泉 「夜盗蛾」の意味・読み・例文・類語

よとう‐が〔ヨタウ‐〕【夜盗×蛾】

ヤガ科のガ。はね開張約4.5センチ。全体暗褐色で、前翅に不規則な斑紋をもつ。夜に活動し灯火に集まる。幼虫夜盗虫よとうむし 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「夜盗蛾」の意味・読み・例文・類語

よとう‐がよタウ‥【夜盗蛾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ヤガ科のガ。はねの開張約五センチメートル。全体に暗褐色を帯び、前ばねに白や黒の不明瞭な細線や斑紋がある。幼虫はヨトウムシと呼ばれる芋虫で、キャベツなど各種の野菜の著名な害虫。日本各地のほかユーラシア大陸に広く分布暖地ではふつう春・秋の二回発生。よとう。
    1. [初出の実例]「ヨトウガの発生回数も天候の影響を大きくうけて」(出典:産業と気象(1950)〈大後美保〉六)
  3. ヤガ科に属し、近縁の種の総称イネヨトウアワヨトウ・マメヨトウなど。小形ないし中形のガで、褐色ないし黒色を帯びるものが多い。幼虫は野菜の害虫で、ヨトウムシと呼ばれる。

やとう‐がヤタウ‥【夜盗蛾】

  1. 〘 名詞 〙よとうが(夜盗蛾)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「夜盗蛾」の解説

夜盗蛾 (ヨトウガ)

学名Mamestra brassicae
動物。ヤガ科の蛾

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