大亀村(読み)おおがめむら

日本歴史地名大系 「大亀村」の解説

大亀村
おおがめむら

[現在地名]富谷町大亀

南は利府(りふ)本郷(現宮城郡利府町)、東は山田(やまだ)村(現大和町)、北は今泉(いまいずみ)村、西は石積(いしづもり)村。中央を沼田(ぬまた)川が北流し西(にし)川に注ぐ、南北に細長い山村。沼田川の上流には眺望にとむ孤峰大亀山がある。大亀山は、往昔の東奥開拓の進路であった古官道に沿い、鎮守府が多賀城から胆沢(いさわ)郡(現岩手県)に移された頃、黒川郡以北の地に入る道としてこの峠越えがあったという。村名は大神(おおがみ)とも記される。「安永風土記」には大亀山山頂付近に祀られる大亀明神に亀石と称する石があることに由来すると伝える。中世は黒川郡南迫(みなみばさま)七ヵ村の一とされる。観応三年(一三五二)一一月三日付足利尊氏宛行状(榊原家文書)に「黒河郡大神村」とあり、山名下野守に勲功の賞として与えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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