大和草（読み）ヤマトグサ

デジタル大辞泉

やまと‐ぐさ【大^‐和草】

アカネ科の多年草。山地の樹下に生え、高さ約15センチ。葉は卵円形で、対生する。4、5月ごろ、茎の上部の葉の付け根に、淡緑色の雄花と雌花とをつける。雄花の花びらは3枚あって反り返り、雄しべは長くて下垂する。本州の関東地方以西と九州に分布。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

やまと‐ぐさ【大和草】

1. 〘 名詞 〙 ヤマトグサ科の多年草。本州の関東、近畿、四国、九州の山地の樹陰に生える。高さ二〇センチメートルぐらい。葉は一～三センチメートルの卵円形で短柄をもち対生。春、淡紫色で風媒の単性花を一～二個腋生する。雄花は三個の萼片があり、多数の雄しべをたれ、雌花は倒卵形でより小さい。果実は宿存する萼筒に包まれた扁平な蒴果で約三ミリメートル。

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

大和草 (ヤマトグサ)

学名：Theligonum japonicum
植物。ヤマトグサ科の多年草

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」